明日は、ある友人の誕生日です。
もう私たちの学校にはいないけど、
本当に大切な友達だった。
私のどんな愚痴もだまって聞いてくれた。
全てを受け入れてくれていたように思う。
同じ時期に、2人の大切な友達が、同じ病気になって
学校に来れなくなった。
学校に来ても倒れて保健室に行く彼女たちを、
私はどうすることもできず、
ただ、
毎時間の10分休憩に3階の教室から1階の保健室へ駆け下りて、
様子を見に行った。
本当に大切な2人だったのに。
一人は学校に復帰できた。
でもその随分後に、私は彼女との関係を、自分で壊してしまった。
深刻なことだったのに。
私はそれ以来、親切とお節介と優しさの区別がつかなくて、
恐い。
一人は、学校を辞めてしまった。
ずっと学校に来ない彼女の家に電話して、
強引に外に出して遊ぶ約束を取り付けた。
その日は朝から、
映画を見て、彼女の買い物に付き合い、
名古屋の地下街を歩き回った。
久しぶりに隣にいて笑いあっているのが
本当に嬉しかった。
貸して欲しいと言われていた本を貸し、
コレを返すために、一度でも学校へ来て欲しいと口には言わずに願った。
彼女は返しに来てくれた。
入学式以降来なかった彼女が。
本を返すために、 そして、
学校を辞めるために。
連絡はほとんどとっていない。
とる勇気がなくて。
ただ、生活が大変だとこぼしていた。
自分の時間が持てないと。
彼女は元気にしているだろうか。
やつれていった彼女達を、
ただ横で見ていることしかできなかった。
それが私の進路を、こちらの方向へ促したのかもしれない。
ただ、彼女が今笑顔で居てくれていることだけが
最大の願い。
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