何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
脚が大股過ぎるぢやないか。
雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢやないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかりみてゐるぢやないか。
身も世もない様に燃えてゐるぢやないか。
瑠璃色の風が今にも吹いてくるのをまちかまえてゐるぢやないか。
あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆巻いてゐるぢやないか。
これはもう駝鳥ぢやないぢやないか。
人間よ、
もう止せ、こんな事は。
『ぼろぼろな駝鳥』高村光太郎
ちょっと、苦しかった、これ。
日本人の詩人、
まず萩原朔太郎、中原中也、高村光太郎、を読みたい。
あと谷川さん。
外国人なら、まずはボードレールの『悪の華』。
なにせ“聖典”だもの、読んでみたい。
芥川龍之介が
〈人生は一行のボードレールにも若かない(『或阿呆の一生』)〉
て言ってたし。
キーツとランボーも読んでみたい、
けど、
私なんかに『詩』が〈読める〉かしらね。
ナニカを感じて、
自分に影響を与えられる程、私は言葉を理解できるのかな。
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