「俺の知り合いで、作家の伊坂好太郎っているだろ」
「あの胡散臭い人?小説家っていうよりは、小説家のふりをしたナルシストだよね」
妻は、2度ばかり会ったことがある程度のはずだが、その感想は鋭かった。
『モダンタイムス』/ 伊坂幸太郎
作者は、伊坂
幸太郎ですから。間違いなきよう
登場人物である小説家の名前が思いつかなくて、自分の筆名を変えて名付けたそうです。
登場人物の彼と、現物の伊坂さんは、似てもにつかないキャラ…で、あってほしいです
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さて、テストが終わるといつも、憑かれたように本を読むあたしです。
『ロミオとロミオは永遠に』/ 恩田陸
『心霊探偵 八雲 4』/ 神永学
『告白』/ 湊かなえ
『ユルユルカ』/ 高里椎名
『白兎が歌った蜃気楼』/ 高里椎奈
『モダンタイムス』/ 伊坂幸太郎
『死神の精度』/ 伊坂幸太郎
『図南の翼 十二国記』/ 小野不由美
と、これだけのほんを読みました。
あ、あと、”D-灰色男”と”脱色(脱魂)”と、
それから昨日まいかちゃんに借りた”魔王”(ドラマのぢゃないです。伊坂さんの。)
の最新刊達も。
「ロミオと〜」と「モダン〜」と「告白」は、前からずっと読みたかったんですが、
前2冊は図書館で、「告白」は母から借りました。
「モダンタイムス」は、2005年(?)に出た伊坂さんの「魔王」(ドラマとは無関係)
というほんの、50年後の話。
いやぁすごい。やっぱりすごいですよこの人は。
こんな話がぴょこんってできちゃうんですから。
妻の差し金で自分を拷問しに来た男、その男と仲良く(?)なる主人公、友人の伊坂、
失踪した先輩、ハンパなく怖い妻、「犬養」の次の政治家、
ウサギのかぶりのを被った怖い人。
「魔王」の、安藤の弟君が、あの後どんな人になったのかもわかります。
大まかに言えば、
政治と、大量虐殺事件と、超能力と、検索と、拷問とシステムの話…?
伊坂さんのほんの面白いところは、いろんな本と、内容がリンクしていることです。
詳しいリンクは、「無重力ピエロ」と検索してみて下さい。
その前に、伊坂さんを知らない人は読んでみるべし。
「ロミオと〜」も、未来の話。話の作りがあまりにも壮大で、
そのスケールのでかさに、思わず涙が出てきたほどでした。
ミッキーとかディズニーランドとか出てきますが、
ミッキーに噛まれたら命の危険が、
ディズニーランドは吸ったら死ぬ毒で充満している、という世界です。
が、かなり面白いです。
「告白」は、全くの新人さんのデビュ作。
まあ、読んでる最中も読後感も、最悪です。
あと、牛乳が飲めなくなります、多分。
学校の先生が教師を辞める。その挨拶を、クラスの生徒達の前で話します。
「私の娘は事故で死んだのでは在りません。このクラスの生徒に殺されたのです」
といって、最後にその生徒に復讐して去っていく、のが第一話。
読んだあと、これらの復讐は重いのか軽いのかを考えてしまいました。
むっちゃ怖いです。いやな気分になるのに、ページをめくる手は止められないんですよ。
この3冊の中で、どの本を一番人に勧めるか、ときかれたら、
湊かなえの『告白』です。
連作短編の形をとっているので、読みやすいですよ。
まぁ、途中ではぜったいやめられないと思います。
最近、自分は図書館になった気分です。
なんかめぼしい本があったら、いつでもお貸ししますよ(笑
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タイトルは、恩田陸の本。
すっごいじかんに更新してみた。