私はその階段を登って
あの男の「王国」へ踏み込んだ
...当時27歳の引きこもり男が
9歳の少女を9年2ヶ月にわたって部屋に監禁した
前代未聞の猟奇事件...
『14階段
検証 新潟少女9年2ヶ月監禁事件』
窪田順生
その家には階段があった。
母親は同じ家に住みながら、
20年近く上がったことがなかった。
正確には、上がることを許されていなかった。
階段を見ることすら許されなかった。
その、たった14段の階段の上で、
9年もの間、少女が拉致され監禁されていたことは、
勿論知る由もなかった。
2000年に起きた、衝撃的な事件のルポ。
本当に、こんなことがあったのか、と、衝撃を受けるしかない。
母の職業病だか何だか知らないけど、
いろんな事件のノンフィクションが家にはかなりある。
それらは全て、かなり興味深いもの。
それにしても、
この事件の犯人に、刑務所に入って数年たってもなお、被害者への執着心があるのが怖い。
同時に、被害者は、警察からも報道陣からも世間からも晒し者にされて、
彼らの傷が一生拭えないものというのが、悲しい。
今朝も衝撃的な記事を見たな。
女性の胴体切断された、一部が見つかったってやつ。
なんか、最近切断多くない?
みんな麻痺してるのかな...
例えば小説の「怪盗」や「殺し屋」や昔の武士は、それぞれ美学を持つものだけど、
実際に事件を起すのは一般人だから、美学もへちまもない。
感受性が麻痺して、
事件に慣れて、
情報に踊らされる。
今、一般人が一番怖い。
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