面談がありました。今日じゃないけど。
多分。ねぇ。。。まぁ頑張ってね。
そんな感じでした。
この日はもともと図書館行って本を一冊だけ借りてくるつもりで。気分転換に、ね。
どーーしても読みたかったし。
米澤穂信の『追想五断章』を読んだ。
私は、米澤穂信の本は本っ当に大好きで、
単行出版されていない短編と、単行本『儚い羊たちの祝宴』以外の米澤作品は全部読みました。
ここからは、読んでないのを除いた米澤作品と比較して感想を書いてみんと思ふww
ちなみに米澤穂信は男です。
始めっから陰鬱で、明るさがなく、最後は苦く終わる。
そもそも、話が三人称で進む米澤作品は珍しい。
どれも一人称で、ほとんどの主人公は肩書きが学生。
芳光は〈古典部シリーズ〉の奉太郎以上に"灰色"の人生で、古典部の爽やかさと明るさはない。
可南子は『インシテミル』の女の子みたいな雰囲気だけど、アレよりは正体が明確な感じ。
古書店の店番・菅生芳光は、依頼人・可南子の死んだ父親が生前に書いた5編の断章を捜す。
1編毎に10万円の報酬に釣られて調査を続けるうちに芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。
22年前のその夜に何があったのか。
そして、芳光は幾重にも隠された真相を知る。
“探偵役”をヤル気がないわけではないから、『犬はどこだ』、〈古典部〉奉太郎、〈小市民〉小鳩くんとは違う。
いや、紺屋と小鳩くんはヤル気がないワケではないか。
謎を明かしながらさらに謎が深まる感じ、〈文章〉が謎を解く鍵になるのは『さよなら妖精』『氷菓』に近い。
話全体の雰囲気は『ボトルネック』、でもじめっとしていて、何だか怖い。
そして。
何が凄いかって、その構成と文章。
私ごとき一高校生に、それが凄いのかが判るかとも思われそうだが。
芳光の“灰色”な人生から抜け出す為に飛びついた失われた断章を求める“冒険”と、
集められた断章が示唆する不幸ながらも彩りに満ちた“薔薇色”の男の人生。
二つを上手く織り込んで語る、冷めた地の文が、本当にツボ。
主人公が“薔薇色生活”を羨ましく思った点に於いては〈古典部〉と似てる。
そう、米澤穂信の小説は、これだから好き。
『氷菓』を読んで、こんなにも絶妙に私のツボにはまる文章を書く人がいるのか、と嬉しくなった。
うんうん、大好き。道尾秀介とお友達ってのも良いね。
ちなみに私は〈古典部シリーズ〉が一番好き。奉太郎の省エネ学生生活が好きだわあ。
とりあえず受験終わったら、〈小市民〉と『クドリャフカ...』『犬は...』『さよなら妖精』
この文庫化してる7冊を手に入れたい。
★米澤穂信★
〈古典部シリーズ〉
●氷菓
●愚者のエンドロール
●クドリャフカの順番
●遠回りする雛
〈小市民シリーズ〉
●春季限定いちごタルト事件
●夏季限定トロピカルパフェ事件
●秋季限定栗きんとん事件
〈S&Rシリーズ〉
●犬はどこだ
〈ノンシリーズ〉
●さよなら妖精
●ボトルネック
●インシテミル
○儚い羊たちの祝宴
●追想五断章
&短編多数...
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